南日本新聞ニュース
2026年春卒業予定の大学生の採用面接が1日に解禁された。鹿児島県内でも就職活動が大詰めを迎えるものの、既に多くは内定者という状況だ。企業間の激しい囲い込み競争に加え、最近はエントリーシートに人工知能(AI)を活用する学生も増え、担当者は「採用も人選も難しい」と苦心する。
伊仙町の大久保明前町長(70)の6期目途中での突然の辞職に伴う町長選(5月11日投開票)は、大久保氏が後継指名した伊田正則氏(66)が新人同士の一騎打ちを制した。大久保氏は辞職を「町長選の過熱を防ぐために一刻も早く選挙をするのが重要と考えた」と説明。「相手陣営に準備をさせないため」「任期を全うしないのはおかしい」と批判は多い。地方自治に詳しい鹿児島大学の平井一臣名誉教授(67)=政治学=に見解を聞いた。
■女子・交換日記で結束力高める
水田で青年たちが泥を跳ね上げて踊り、豊作を祈る「せっぺとべ」が1日、鹿児島県日置市日吉の鬼丸神社と八幡神社近くであった。好天の下、白装束姿で肩を組んで輪になり、泥を飛ばしていた。
鹿児島県選抜高校野球大会は1日、鹿児島市の平和リース球場で決勝があった。神村学園が鹿児島実を6-4で下し、3連覇を果たした。
鹿児島県高校総合体育大会は1日、鹿児島市でバレーボールとフェンシングがあり、全日程を終えた。バレー女子は鹿児島女が2年ぶりに優勝、男子は川内商工が5連覇した。フェンシングは男女とも鹿児島南が制した。
鹿児島市浜町に現存する「旧鹿児島貯木場 屋久杉等海上輸送施設遺構」が28日、日本森林学会が認める林業遺産に登録された。県内では2016年度登録の「屋久島林業集落跡」に続き2件目。整備された明治期には国内最大級の貯木場で、専門家は「市街地にこのような遺構が現存するのは全国的に珍しい」と評価している。
鹿児島県と市町村首長らが地域課題について意見交換する県市町村連携会議が30日、県庁であった。塩田康一知事は、保育人材の確保に向け、資格はあっても働いていない潜在保育士らと保育所のマッチングを担う「保育士・保育所支援センター」を10月1日に開設すると明らかにした。
1日午後4時10分ごろ、桜島の南岳山頂火口で爆発があり、噴煙の高さは3500メートルに達した。鹿児島地方気象台によると、噴煙量はやや多量。大きな噴石が6合目(火口から800~1100メートル)まで飛散した。5月12日に始まった山体膨張は続いている。
鹿児島県指宿市の指宿いわさきホテルが1日、耐震化に伴う建て替え工事のため、少なくとも5年間の休館に入った。1956(昭和31)年の開業以来、同市の観光をけん引してきたリゾートホテル。ロビーや玄関で宿泊客がしばしの別れを惜しみ、従業員が並んで見送った。