南日本新聞ニュース
鹿児島南高校卒で、昨年のパリ五輪柔道女子78キロ級5位、混合団体銀メダルの高山莉加さん(31)=宮崎県都城市出身、三井住友海上=が17日、鹿児島県出水市の江内中学校を訪れた。全生徒47人に技を手ほどきし、「自分を大切に」と励ました。
鹿児島県南大隅町の南大隅高校生が地元のミニトマトを使い、「マリアージュトマトみそ」を作った。「世界一のパスタを作りたい」という熱い思いから始まり、試作を重ねた力作。割れるなどして廃棄予定だったトマトを生き返らせた、エコな商品となっている。
磯新駅設置協議会(会長・藤安秀一鹿児島経済同友会常任幹事)は22日、3月のJR仙巌園駅開業により県全体で年間15億6000万円の経済波及効果が見込めるとの試算を明らかにした。2018年度試算の2倍で、事務局の鹿児島市は「観光客が見込み以上に増え、交通アクセス向上や周辺施設の整備の相乗効果が生まれた」と説明する。
持続的な森林経営に取り組んでいることを認定する「森林認証」を受けた薩摩川内市有林から、生産された建築構造材が初めて出荷された。認証を取得した公有林から同材の出荷は県内初。
神戸市のバイオリン職人、三宅広さん(76)が13日、母校である伊佐市の羽月小学校で講演した。実際にかんなで削って作業工程を説明。生演奏も披露し、児童らは聞き入った。
3年半前の火災で焼失した曽於市大隅町大谷の投谷八幡宮のうち、本殿に続いて拝殿が再建されることになった。14日に氏子ら12人が地鎮祭に集まり、工事の安全を祈った。
総務省九州総合通信局は22日、鹿児島市で中小企業へのサイバー攻撃に対応する演習を実施した。県内企業の35人が参加し被害を少なくするノウハウや予防策を学んだ。県内での開催は初めて。
110年前に海を渡り、南米チリに根を張った鹿児島県人がいる。南さつま市加世田(旧加世田村)出身で、終生日本に帰らず、国内の家族や親戚らと長く音信不通となっていた。孫やひ孫世代が強い思いで互いを探し出し、そのいきさつや家族史を本にまとめた。両国の交流の一助になればと期待する。
大崎町長選で初当選した中野伸一町長(58)が22日、町役場に初登庁し、職務を開始した。「託された1票の重みを忘れることなく町政運営に全力で臨む」と決意を語った。
鹿児島県は、2025年産サトウキビの生産見込みをまとめた。11月1日現在、生産量は57万8000トン(前年比3.4%増)で、2年連続で前年産を上回る見通しとなった。離島の一部地域で干ばつやイナゴによる被害があったものの、台風被害が今年はなく、県全体でも生育が順調に進んだ。収穫面積は0.7%増の9636ヘクタール。


