南日本新聞ニュース
鹿児島大学の研究者らでつくる「奄美リュウキュウアユ保全研究会」は13日、鹿児島県の奄美大島だけに生息する絶滅危惧種リュウキュウアユの個体数は、11月調査で7万9114匹だったと発表した。冬場の水温が高かった影響で4389匹にまで激減していた昨年11月と比べると、約18倍に増えた。
第42回あくねボンタンロードレース大会が、阿久根市の総合運動公園発着で開かれた。3、5、10キロ、ハーフマラソンの4コースに、家族連れや小学生から最高齢の宮内義光さん(101)=鹿児島市=まで幅広い世代の1771人がエントリーした。
全国的にまれな旅鳥のサカツラガンが、鹿児島県出水市内に飛来している。10日は同市荘のツル観察センターから、ツルの群れの中で羽を休める姿や、水を飲む様子が見られた。
姶良チームは13日、霧島市で2日間の年末合宿に入った。初日は社会人14人と高校生3人が京セラグラウンドで2000メートルのインターバル走6本に取り組んだ。
国民民主党は13日、党員・サポーター集会と候補者募集説明会を鹿児島市で開いた。次期衆院選を巡り玉木雄一郎代表は「県内選挙区に最低1人、できれば2人の公認候補擁立を目指す」と述べた。具体的な選挙区や候補者に関しては言及しなかった。地方議員を増やし強固な足場づくりを進めると強調した。
鹿児島市の照国神社で13日、1年のほこりを落とす「すす払い」があった。7人の巫女(みこ)が横一列に並び、長さ約5メートルのささ竹を使って、拝殿の天井や軒下に積もったちりを落とした。
鹿児島県警南九州署と枕崎署は13日、窃盗の疑いで、枕崎市国見町、無職の女(53)を緊急逮捕した。逮捕容疑は同日午前2時25分ごろから同3時45分ごろ、南九州市知覧町西元の茶畑から送電線4本を盗んだ疑い。
宮崎県都城市のふるさと納税返礼品に外国産鶏肉を発送したとして、熊本県錦町の食肉販売会社ヒムカ食品に返礼品調達の委託料などの返還を求める訴訟を起こしていた同市は12日、最高裁が同社の上告を棄却したと発表した。同日付で最高裁から決定通知が届いた。
宮崎県小林市野尻町三ケ野山の釘松浄水場給水区域の水道水などから国が定める暫定目標値を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、宮崎県は11日、周辺3カ所の井戸で実施した追加水質調査の結果、いずれも国の指針値である1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)を下回る0.3ナノグラム未満~8.0ナノグラムだった、と発表した。
鹿児島県は12日、2026年度から5年間の「県農林水産物輸出促進ビジョン(仮称)」の素案を県議会産業経済委員会で示した。最終年度(30年度)の輸出目標額は、基準年度(24年度)実績の約1.7倍に当たる約800億円。対象品目に加工食品を追加するほか、品目の追加や輸出先の多角化を進める。


