南日本新聞ニュース
晩秋の夜空を約110個の柔らかな光が彩る「隼人ランタンFes」が、霧島市隼人の天降川河川敷であった。多くの家族連れが、風に揺れるオレンジ色のランタンを見上げ、幻想的なひとときを楽しんだ。
薩摩川内市久見崎町で、県無形民俗文化財に指定されている盆踊り「想夫恋」があった。新型コロナ禍や担い手不足などの影響で6年ぶり。猛暑を避けるため、これまでの8月16日から初めて開催日を変更。秋空の下、太鼓や三味線を含む14人が物静かな踊りを披露した。
マイナンバーカードに保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」への移行に伴い、12月1日で従来の健康保険証が全て有効期限を迎える。昨年12月に保険証の新規発行が停止され、経過措置が終了するため。2日以降はマイナ保険証の利用が基本となり、持たない人は「資格確認書」を提示する仕組みに移る。鹿児島県内のマイナ保険証利用率は伸び悩んでおり、県民からは「メリットを知らない」との声も聞かれる。
バレーボールの全日本高校選手権(来年1月5日開幕・東京体育館)の組み合わせ抽選会が30日にあった。鹿児島県勢は1回戦から登場。32年ぶり9度目の出場となる女子の鹿児島城西が郡山女大付(福島)と、5年連続6度目となる男子の川内商工が慶応(神奈川)と顔を合わせる。
バスケットボールりそなBリーグ2部(B2)は30日、各地で第10節があった。西地区の鹿児島レブナイズは敵地で東地区の岩手と対戦し、93-85で勝利した。アウェー連勝は今季初。通算成績は10勝9敗の3位。
6期24年の長期政権後の鹿児島県大崎町のかじ取りを託されたのは、元町企画調整課長の新人中野伸一さん(58)だった。4人による町長選を制した30日夜、「対話によって、子育てしやすい町、年を取っても暮らしていける町を目指し、世界一の幸せな町にしていく」と決意を語った。
鹿児島県本土は30日、各地で冷え込み、早朝の川内川には川霧が広がった。湧水町川西のパラグライダー基地・魚野フライトエリア周辺(標高約550メートル)では雲海が見られた。
鹿児島県議志布志市・曽於郡区補欠選(欠員1)は30日投開票され、無所属新人で元志布志市議の久井仁貴氏(35)が、同じく元志布志市議の南利尋氏(61)を破り初当選した。
任期満了に伴う鹿児島県大崎町長選は30日投開票があり、無所属新人の元町企画調整課長の中野伸一氏(58)が、元県議の西高悟氏(65)、元町議の草原正和氏(42)、元朝日新聞記者の高谷秀男氏(65)=いずれも無所属新人=を破り、初当選を果たした。
鹿児島県は28日、10月の観光動向調査結果を発表した。県内ホテル・旅館80施設への海外からの宿泊客数は、前年同月比12.8%増の2万414人。中国の建国記念日「国慶節」の大型連休に伴う中国人客の増加などで、6月以来4カ月ぶりに前年同月を上回った。


