南日本新聞ニュース
鹿児島の年の瀬を彩る「かごしま県民第九演奏会」が14日、鹿児島市の宝山ホールであった。オーケストラの演奏に合わせ、公募で集まった合唱団とソリスト計約330人が歓喜の歌声を満員の会場に響かせた。
幻のミカンと呼ばれる「川畑ミカン」が、鹿児島市清水町の空き家の庭で今年も実った。大事にしていた主は昨年亡くなり、隣人が管理。遺族らは「故人が大事にしていた希少なミカンの木。切るのは忍びない」と譲渡先を探している。
自民党県連女性局(中村素子局長)のメンバーら約15人は虐待が疑われる事案を見た際、児童相談所につながる全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」に通告するよう日置市で呼びかけた。
鹿児島市立病院は11日の市議会産業観光企業委員会で、増築棟建設工事の入札不調で本年度発注を見送った再整備計画を2027年度に改定し、28年度から基本設計などに着手するスケジュールを報告した。着工は30年度ごろと見られ、当初予定より約5年遅れる見込み。
「輝け! お寺の掲示板大賞2025」の受賞作が発表され、顯證(けんしょう)寺=鹿児島県南さつま市加世田唐仁原=が最高賞の仏教伝道協会大賞に選ばれた。鹿児島県内の寺院では初の大賞。同寺は彼岸寺賞も受賞した。
奄美大島で数少ない水田地帯にある龍郷町の秋名小学校で10日、しめ縄作りがあった。約30年前から取り組む稲作活動の一環。地元住民の手ほどきを受けながら、5、6年生9人が元気に声をかけ合って編み上げた。
薩摩川内市の隈之城小学校で、校庭に立つシンボルツリーのセンダンがイルミネーションで彩られている。約2万3000球の電飾の黄金色の光が住民らを魅了している。点灯は来年1月31日まで午後5時半~9時。
鹿屋農業高校(鹿児島県鹿屋市)と南州エコプロジェクト(同県錦江町)、鹿児島大学が連携して取り組む「大隅Meat&Meetプロジェクト」の関係者が11日、鹿児島県庁を訪れた。塩田康一知事に活動内容を報告し、黒牛、黒豚の焼き肉を振る舞い、肉を贈呈した。
南日本文学賞の2022年度小説・評論部門を小説「ながらめ」で受賞した馬場広大さん(32)=宮崎市=と、23年度詩部門を「破片ちゃん」で受賞した奥山紗英さん(26)=東京都=のトークショーが鹿児島市のかごしま近代文学館であった。古本屋ブックスパーチ店主の諏訪田寛人さん(35)が進行役を務めた。要旨を紹介する。
「キオビエダシャクの幼虫を今年は見なかった」。イヌマキの葉を食い荒らすガの幼虫を駆除しなかったとの声が南日本新聞に複数寄せられた。今年、住民から相談を受けた鹿児島県内の自治体数は激減した。専門家は、天敵のハエが寄生して減った可能性を理由に挙げるが、「一時的で再び増える恐れが大きい」と指摘する。


